2020年02月03日

南海トラフ大地震で予測される津波発生


地震調査研究推進本部より『南海トラフ沿いで発生する大地震の確率論的津波評価』が発表されました。これまでは地震発生の可能性について発表されていましたが初めて「津波」についての評価が行われています。
四国を中心に福島県塩屋埼付近から長崎県平戸付近まで3m以上の津波が発生する確率が報告されています。 (3m津波:住宅が流失し始めるとされる)

※添付資料はこちら


こちらの資料はある一定の条件(震源地・震源の深さなど)でのシミュレーションになりますし、 津波の高さを表したものでその地点での「浸水の高さ」(床上1mなど)ではありません。地形・立地により被害の大きさは変わってきます。
東日本大震災以降、地震=津波発生の考え方は浸透してきたと思いますが、まだ自分の住んでいるところ・自分のいる場所が被害に遭うことをイメージできている方は少ないと思います、今回の発表を確認していただきお台場付近にオリンピック観戦で訪れたらここは3mの津波が来るかもしれないところだから「〇〇」に逃げようとイメージしてください。


詳細報告書、地震調査研究推進本部HP

https://www.jishin.go.jp/evaluation/tsunami_evaluation/#nankai_t