2018年12月03日

人権週間(12月4日~10日)_スフィア基準-人道憲章と人道対応に関する最低基準


今までも何度か避難所についてお話をして来ました、会社としては3日間帰宅抑制の体制になると会社が避難所状態になります。何時もは何気なく一緒に過ごしている職場の人・地域の人、いざ集団生活を余儀なくされるとそれぞれの事情、生活習慣で支援が必要になるケースが出てきます。非常時だから「我慢すればいい」その我慢が人権を無視した我慢をさせていませんか。
その場合の一つの基準になるのが「スフィア基準」です。「スフィア・プロジェクト」(NGOグループと国際赤十字・赤新月運動が1997年から開始した国際的な活動)が、紛争や災害時に支援を必要とする人々が高い水準で援助を受けられることを目的に定められた基準です。 (2018年11月に第4版(英語版)が出ました、日本版は3月頃予定) ※詳細は下記HP
日本語訳は363Pもあり難しい言葉が並んでいますが、「自分の基準」で考えるのではなく「色々な事情の人がいる」ことを前提に皆が「質の高い支援」が受けられる為にどうしたら良いかを考える基準が様々な視点で書かれたものになります。
「色々な事情」=負傷している、病気、アレルギ疾患、障害、外国籍、性的マイノリティー、宗教など多様性を受け入れる考えを普段から身に着けていれば、「わがまま」でなく「生活するために必要な事」と捉えられ対応方法を考えられるはずです。今は分らなくても、怪我もするし、病気にもなる、年を取れば介護が必要にもなると考えて「お互い様」の気持ちを持ってみんなで助け合い困難を乗り切っていきましょう。


スフィア・プロジェクト HP

https://www.refugee.or.jp/sphere/The_Sphere_Project_Handbook_2011_J.pdf

スフィア基準きほんのき(その1) リスク対策.COM HP

http://www.risktaisaku.com/articles/-/12466

スフィア基準きほんのき(その2) リスク対策.COM HP

http://www.risktaisaku.com/articles/-/12707


スフィア基準きほんのき(その3) リスク対策.COM HP

http://www.risktaisaku.com/articles/-/12754